脱税摘発248億円
公開日 : 2011年6月26日
全国の国税局が2010年度に強制調査(査察)で摘発した脱税事件は、前年度より6件多い216件で、加算税を含めた脱税額は約248億円(前年度比15%減)だったことが国税庁のまとめで分かった。検察庁に告発したのは、156件、脱税額約213億円で、1件あたりの脱税額は、約1億3,000万円。
告発件数のうち相続税は9件(脱税額約54億円)で、記録が残る1996年以降で最多。
業種別では前年度に引き続き不動産業(13件)や建設業(11件)が多かった。タックスヘイブン(租税回避地)に設立した関連会社に架空の外注費を計上した事例があったり、隠し場所としては、残土置き場に2メートルの穴を掘り、現金約2億9,000万円入りのスーツケースを埋めていたケースがあったらしい。
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