大手銀行が法人税納付再開
公開日 : 2012年5月21日
大手銀行が2013年3月期に相次いで法人税の納付を再開する。2011年3月期に10年ぶりに再開した三菱東京UFJ銀行に続き、今期は三井住友銀行が15年ぶり、りそなホールディングスは18年ぶりに納付する見通し。
大手銀行はバブル崩壊で積み上がった不良債権処理に伴う赤字を、税法の規定に従い、毎年度の利益と相殺し、法人税の納付を免除されてきた。
1990年代半ば以降の日本の民間金融機関の不良債権処理額は、累計で100兆円を超すといわれ、2006年3月期に不良債権処理が一巡し、大手銀がそろって黒字決算に転じた。
大手銀行の2006年3月期時点の繰越欠損金は、計13兆円以上で、法人税を納付せず過剰な税優遇などと批判を浴びてきた。
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