サービス残業20万人超
公開日 : 2016年4月1日
「サービス残業」で是正指導を受け、2014年度に企業が未払いの残業代を支給した従業員は203,507人(前年比88,627人増)となり、2002年度の調査開始以降、最多を更新したことが、厚生労働省の集計で分かった。100万円以上を支払った企業は1,329社(前年比88社減)、金額は142億4,576円(前年比19億378億円増)。
具体的な事例では▷残業代が一定額に決められ超過分が支払われない▷入力された労働時間とパソコンを操作した時刻が食い違う▷出勤・退勤時刻の15分未満の時間を切り捨てるなどが確認されたという。1社で約14億円を払った電機メーカーもあった。
業種別で是正指導が最も多かったのは製造業の327社。対象従業員数でみると、飲食店などの接客娯楽業が 10万4,77人で最多。割増賃金を支払っていなかったとして、 2014年に労働基準監督署が労働基準法違反容疑で書類送検したケースは33件だった。
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