国の税収3年連続予算割れへ
公開日 : 2009年5月21日
2008年度の一般会計の税収が、補正予算を3年連続で下回ることが、ほぼ確実になった。2008年度の補正予算では約46兆4,000億円の税収を見込んでいたが、不足額は1兆円を超える公算が大きく、最大で3兆円以上になるとの見方もある。企業収益が悪化し、法人税が予想を下回るのが主因で、2007年度の税収実績(約51兆円)と比べても大幅減になる見通し。
法人税が補正予算を数千億円から1兆円超下回り、10兆円を割り込む可能性があり、所得税も補正予算(約15兆5,000億円)を数千億円下回る公算が大きい。給与が増えないのに加えて、株式売却益が減少したことが響いているようだ。
3月期決算企業の納税は6月まで続き、財務省は7月に税収を確定する。このままでは、2009年度の税収も30兆円台後半から40兆円台前半に落ち込む見通し。
税収が増えないのだから、支出を減らさねばならない。やることは山積している。
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