労働監督署への申し立て、4万件超す
公開日 : 2010年5月23日
労働基準監督署に不服を申し立てる労働者が増えている。厚生労働省によると、2009年度の労働基準監督署への申し立て件数は、42,472件で、1955年以来、54年ぶりに4万件を超えた。
申し立て件数は、2008年度比8・1%増で、3年連続で増加。理由別(重複あり)では、賃金不払いが34,597件で最多。次に多いのは不当な解雇で8,869件。なんと、最低賃金を下回っていたというケースもあったらしい。
全国約320カ所の労働監督署は、雇用問題に関する労働者の申し立てを受け付けており、2000年以降、3万件を超えている。申し立てをもとに調査を実施し、労働基準法などの法律違反が発覚すれば、企業に是正を勧告する。勧告に従わなければ送検されることもある。
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