海外からの配当金、3兆円超
公開日 : 2010年6月4日
日本の企業が、2009年度に海外子会社などから受け取った配当がはじめて3兆円を超えた。これらの配当を2009年度税制改正で実質非課税としたのが主因で、海外で稼いだ利益が国内に還流している。国内での設備投資、雇用、株主還元などに回す企業が増えるといい。
財務省によると、日本の企業が2009年度に海外の子会社や現地法人から受け取った配当は、3兆1,432億円で過去最高。前年度より約5,000億円増え、2年ぶりの増加になった。
これまでは課税されていたために、海外で再投資され、国内に配当されるケースは少なかった。
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