黒字申告法人、最低の25・5%
公開日 : 2010年11月5日
2009年度内に決算期を迎え、今年7月末までに税務申告をした法人のうち、黒字申告をした法人の割合は 25・5%(前年度比3・6ポイント減)となり、集計可能な1967年度以降、最低となったことが国税庁のまとめでわかった。申告所得総額も38兆8,310億円で前年度比4兆1,564億円(10・9%)減と3年連続で減少。
7月末までに申告したのは約278万6千法人で、申告税額(法人税)は前年度比9,781億円(10・1%)減の 8兆7,296億円に落ち込んだ。黒字申告(繰越欠損控除後)1件当たりの平均所得は4,758万5千円で、前年度から2・3%増加。
給与所得や配当所得などに課税される源泉所得税は、今年6月末までの1年間で前年度比1兆7,838億円 (12・7%)減の12兆2,973億円となり、3年連続で減少。給与所得の税額が8兆5,702億円で9・6%減り、配当所得の税額が1兆4,154億円で31・7%の減少。
景気が良くならなければ、税収は増えないのだから、早急に景気対策をしてもらわないと。
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