黒字申告法人、3年連続最低
公開日 : 2011年10月17日
2010年度内に決算期を迎え、今年7月末までに税務申告した法人のうち、黒字申告の割合は25.2%(前年度比0.3%低下)で、3年連続で過去最低を更新したことが国税庁のまとめで分かった。申告所は36兆1,836億円で4年ぶりに前年度を上回ったが、繰越欠損金と相殺され黒字申告の割合が増えなかった。
申告実績は今年3月末までに事業年度を終えた法人が対象で、東日本大震災の影響は少ないとみられる。
国税庁によると、7月末までに申告したのは約2,76万2千法人。申告税額も4年ぶりに増加し、前年度比 6,560億円(7.5%)増の9兆3,856億円。黒字申告(繰越欠損控除後)1件当たりの平均所得は5,192万4千円で、同9.1%増加。
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