保険料滞納で国税庁に徴収委任
公開日 : 2012年3月29日
厚生労働省は、厚生年金保険料を滞納している業者の強制徴収権限を国税庁に委任した。悪質な滞納者に対し、法改正で委任が可能になった2010年1月以降初のケース。今後、この業者を管轄する東京国税局が保険料の徴収に踏み切るとみられる。
国税庁への権限委任は、日本年金機構の発足に伴って施行された改正国民年金法などで盛り込まれた。保険料の滞納が2年以上などの要件に該当する場合、年金機構の申し出を受け、厚生労働相が財務省を通じて、国税庁長官に委任できる。
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