厚生年金の未加入事業者に指導強化
公開日 : 2012年4月8日
厚生労働省は、厚生年金への加入義務があるのに保険料を払わない事業所の対策をまとめた。日本年金機構が文書や訪問で、加入指導を実施する。度重なる指導にもかかわらず、従わない悪質な事業所は実名を公表し、告発も検討。3年をめどに、保険料を払わない事業所を半減することを目指す。
5人以上の従業員がいる事業所は、厚生年金に加入し、事業所が労使の保険料を納める必要があるが、経営が苦しい零細・中小企業ほど厚生年金に加入せず、保険料を逃れていることが多い。2010年度では保険料を払わない未適用事業所は、約11万あり、すべての事業所に加入指導をする。未適用事業所の従業員は、厚生年金に入れるのに、会社の都合で国民年金の加入者となっているので、厚生年金に加入させ、待遇を改善させる。
また、厚生年金に加入する175万の事業所に対しも、最低でも4年に1度の調査を実施ようだ。
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