女性の賃金 最高更新

公開日 : 2013年2月27日


 厚生労働省が発表した賃金構造基本統計調査によると、2012年のフルタイムで働く女性の平均賃金は前年比0.5%増の月額23万3,100円となり、2年連続で過去最高を更新。男女間の賃金格差も過去最小になった。賃金の伸び率では女性が男性を上回っている。

 調査は、10人以上の常用労働者を雇う4万9,230事業所の2012年6月の給与が対象で、残業代や休日出勤の手当などは含まれてない。

 男女を合わせた平均賃金は0.3%増の29万7,700円と、3年連続で微増。2012年の男性は0.2%増の32万9,000円。女性の賃金水準は1990年には男性の6割程度だったが、2012年は7割を超えた。

 女性の平均賃金を業種別でみると、卸・小売業は3%増、生活関連サービス・娯楽業は1.6%増で、女性の比率が多い業種で伸びている。

  2012年の働く女性の数は、前年より6万人多い2,375万人と過去最高を更新。 

 日本では働く女性の6割が出産後に退職しており、女性が仕事から離れる割合は先進国で突出しているそうだ。

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