倒産件数、21年ぶり低水準
公開日 : 2013年4月20日
東京商工リサーチが発表した2012年度の企業倒産件数は、前年度比7.7%減の1万1,719件。中小企業金融円滑化法の効果で倒産が抑えられ、件数では21年ぶりの低水準。
2012年度の全国企業倒産状況によると、負債総額は23%減の3兆757億円で、件数と負債総額はいずれも4年連続で減少。
2009年12月に施行された中小企業金融円滑化法は、金融機関に中小企業からの返済条件変更などの要請に応じる努力義務を課す法律。
ただ、中小企業金融円滑化法が適用され金利減免などの支援を受けた後に倒産した企業が増加。3月は前年同月比1.7倍増の38件となり、最多を更新。販売不振を理由とする倒産が全体の約6割を占めており、同法の適用を受けながら本業が回復せずに倒産するケースが多い。
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