個人所得税の実地調査3割減
公開日 : 2013年11月5日
個人に対する今年6月までの1年間(2012事務年度)の所得税の実地調査の件数が6万9,974件と前年度から3割減ったことが、国税庁のまとめで分かった。申告漏れの指摘額も計8,578億円と11%減少し、追徴税額は計1,001億円(同14%減)だった。
国税通則法の改正で、課税理由の説明などが原則義務化された結果、事務作業量が増加したため、実地件数が減少したとみられる。
高値が続く金やプラチナの売却益の申告漏れは1,813件(同39%増)、計107億円(同36%増)と大きく増えた。
海外取引を巡る実地調査は3,114件で23%減ったが、1件当たりの申告漏れは1,551万円で5%増加。
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