富裕層申告漏れ516億円(28年11月18日)
公開日 : 2016年11月18日
国税庁は、今年6月までの1年間(2015事務年度)に実施した所得税の税務調査の結果を発表した。富裕層に指摘した申告漏れ所得は2014事務年度より約3割増の計516億円で、現在の集計方法となった2009事務年度以降で最高となった。国税庁は「富裕層調査の専門チーム設置の効果」などが一因としている。
富裕層に対する4,377件の調査のうち約8割で申告漏れが見つかり、追徴税額は120億円となり、2014事務年度より約18%増。
全体の所得税の申告漏れ総額は8,785億円で2014事務年度に比べ1.4%増。調査した約65万件のうち約39万件で申告漏れなどが見つかり、追徴税額は1,074億円。
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