ゴルフ場利用税廃止?(28年12月2日)

公開日 : 2016年12月2日


 自民党の文部科学部会は、スポーツに課税すべきではないとして、ゴルフ場利用税の廃止を盛り込んだ税制改正要望をまとめた。これに対し、総務省は地方自治体の税収が減るとして存続を主張し、真っ向から対立している。
 
 ゴルフ場利用税は全国平均で1人1日668円。ゴルフ場利用税は市町村や都道府県の貴重な財源。全体の税収では、2014年度で479億円と少ないが、京都府笠置町では税収の3割近い金額になる自治体もある。総務省は「周辺の道路整備や環境対策の財源」になると廃止論に反論。
 
 財務省は「ゴルファーのコストを国民全体で負担するのはおかしい」とし、ゴルフ場利用税を廃止しても、自治体への補填はしない方針。

検索 (入力しEnter)