ふるさと納税、返礼上限3割に(29年4月2日)

公開日 : 2017年4月2日


 総務省はふるさと納税の返礼品について、自治体が寄付金を集めるために高額な品物を競って導入しているために、返礼品の価格を寄付額の3割までに抑えるように4月1日付で全国の地方自治体に要請するようだ。
 
 ふるさと納税は自分の好きな自治体に寄付をすると、寄付額から2,000円差し引いた分の税負担が減り、多くの自治体からは寄付額に応じた返礼品も受け取れる。
 
 2015年度の全国のふるさと納税の寄付額は合計1,653億円で、税優遇の拡大や手続きの簡素化で関心が高まり、前年度の4.3倍に急増。
 
 総務省の調べでは全国の自治体は1万円の寄付に対して平均約4,000円分の返礼品を渡しているとのこと。
 
 通知に強制力はないが、明らかに寄付額の3割を超える返礼品を出す自治体に対しては、総務省が個別に見直しを求めていくそうだ。

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