雇用保険受給者、100万人超す
公開日 : 2009年10月2日
7月の雇用保険の受給者数は、100万1,375人で、前年同月比64・8%増え、2カ月連続で100万人を突破。3月末から受給要件が緩和されたこともあるが、厚生労働省は「不景気による失業率の悪化も影響した」と指摘する。
企業は、雇用と賃金の両面で調整を進めている。厚生労働省によると、正規と非正規を合わせた社員の数は7月に前年同月比で1・3%減の3,204万7,000人。5カ月連続で前年水準を下回り、賃金も同1・9%減の32万5,389円となり、10カ月連続のマイナスである。
雇用調整のターゲットは、非正規社員だけでなく、正社員にも及んできている。総務省によると、過去1年以内に離職した正社員の数は、4~6月期は85万人で、前年同期に比べ26万人増加した。派遣社員の離職者数は、15万人。
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